また本の紹介なんですが。
「紳士服を嗜む」飯野高広:著 ¥1,944
実はこの本、同じ学校で講師している先生が出版した本。
著者の飯野先生は学校では「ファッション史」を教えていて、特にメンズテーラーと紳士靴に関してはかなりマニアック。いや、マニアックだなんて薄い言葉で表現してはいけない。笑
たぶんもう知識が豊富とかそういう問題ではなく、これが日常のレベルだと思われる。
(ちなみに以前、「マツコの知らない世界」に、紳士靴について出演してました。)
本を開いてみると、も〜〜、想像以上で度肝を抜いた!
いやほら、普段お会いしてるしよく話すからさ、本人がどういう人物か知っているから(かなり個性的です。笑)
それなりに予想はしていたんだけど、いやいや。
ワタシの予想が甘かった。
何と、第1章:「骨格を知る」だから!
こ、こっかく!?
しかも骨の名前まで細かく載っている。。
脊柱。。
あ、これ「紳士服」の本だからね。
着こなしを知るにはまず骨格から。
骨格を知るには骨の名前から、ってことなのね。
こういったスタンスなので、生地について書かれている第4章では「繊維」の話から。
場に相応しい着こなし方について書かれている第6章では「色」さらには「色の三原色」の知識から説明されています。。
「さーせんしたっ!!心を入れ替えて、今一度読み直します!」って思わず謝罪しそうになる奥深さ。
もちろん、体型によるシワの出かた、使用されている付属について(ボタンの種類、芯地の種類と素材なども)、年代別シルエットの特徴、などなどなど。もう、こんなワタシのブログの1ページでは語りきれない!
かなり専門書なので、紳士服好きな人、興味があってこれから勉強したい人はもちろん、
ファッションの仕事に携わっている人、これから携わりたいと思っている人は特に、必ず読んだ方がよい!な、1冊。
コメント
図書館で借りてみました。初めに好きな所から読んでもいいとあるので、第4章の生地のところだけ読んだのですが、とても面白くて勉強になります!
うさぎさま
こんばんは!コメントありがとうございます!
以前、水野さんのスカートの本を教えてくださいましたよね。絶版だったので古本ですが、購入できました。
とても良い本でした!ありがとうございます?
「紳士服を嗜む」、読んで頂けましたか!
生地の所は繊維の話から書いてあって勉強になりますよね。
私は体型別のシワの出かたの部分に萌えました。笑
またオススメの本があったら紹介しますね!
こんばんは、2度目の失礼いたします。
骨からですか!すごいですね~o~ 仕組みを探るのって楽しいから、とても読んでみたいです。
本ということで、質問があってコメントさせていただきました。
素人すぎて恥ずかしいのですが…
背が低めの人のための服の本で、コートのそでにマチがあったのですが、
これをマチで付ける理由はどんなことでしょうか?
袖のパターンと続きでくっつけてしまうとマズイのでしょうか。
よろしければ教えていただけるとうれしいです。
のつきみさま
こんにちは。メッセージありがとうございます?
袖のマチについては、袖とマチをくっつけた形に変えても問題ありません。
なぜ別々にしたかというと、
ひとつひとつのパーツをなるべく単純な形にしたかったから、
他のアイテムと同じような構造で統一させたかったから、
説明する上での便宜上、などがあります。
のつきみさまのように、どんどんアレンジや修正を加えて頂いて構いません☺︎
その上でご質問などあれば、またいつでもメッセージくださいね。
本を読んで頂きありがとうございます!
これからも宜しくお願い致します。
yuca先生、拙い質問にお答えくださってありがとうございます!
ものぐさな気持ちから、パーツ減るかなと思ってしまいましたが、
そんな気持ちではいいものは作れませんね。
ブログの他エントリ読んで反省しましたm(_ _)m
本でお袖を見てから、街で人様の脇ばかり観察していました(笑)
そしたら、マチのある袖の服ってアウターとか結構あるのですね、
今まで気づきもしませんでした。
ご回答にナットクです、「まっすぐ縫って」というタイトルですね^^;
ともあれ、コートは本のとおりに作りたいと思います。
子供の頃、軽石でジーパンをこすってダメージ入れたの思い出して懐かしくほんわかしました^v^
ありがとうございます!
のつきみさま
いえいえ、どんな質問でもいつでもお待ちしてます!
パーツをくっつけた方が裁断の手間は多少減りますが、角ができたりして縫うのがやや大変になるかもしれません。
本を作る時に試作を作ったのですが、面倒でマチ無しにしてみたら腕が上がらなかったので(笑)、どちらにせよマチはつけてください。笑
こうしてコメントを頂けると、更新のきっかけになったりもするので、とてもありがたいです。
またいつでもお待ちしています☺︎