今回はソーイングとは全然関係ない、ただのワタシの思い出話なの。
私が教えている専門学校では、夏になると高校生向けに夏の体験セミナーが開催されてる。
私が学生だった頃からずっと続いているので、だいぶ長い事やっているんだけど、
私が卒業してすぐ、「パターン科のコースで学生スタッフ、OBスタッフを募集しているけどやらないか?」と声がかかった。
当時のワタシは服作りやパターンが好きってだけで独学間もなく、大した実績どころか実力も経験もなくって、しかもビジネス科卒業だし「何で私が?!」って驚いたんだけど、仲よかったパターン科の友達もやるっていうので参加した。
その時に講師をしていたパターンの先生がいて、在学中に習ったことはなかったんだけどすごく好きな女の先生で、その先生の日程に入れてもらい、勉強がてら結局全日程参加したのでした。
ワタシの、というか学生スタッフ、OBスタッフの役割は、受講生である高校生を2〜3人担当し、ワンピース作りを手助けする、というもので、高校生達にパターンの展開方法や縫い方などを教えなくちゃいけなかったんだけど、
「教わりたいのはこっちだよ!」と内心ヒヤヒヤしながら悪戦苦闘してました。
担当していた子の1人が、フレンチスリーブのワンピースを作ることになり、そんなパターン引いたことなかった私は本や資料の記憶を頼りに何とか教え、講師の先生の所へ袖のチェックをしてもらいにいくと、その先生は
「すごく綺麗な袖だね!こんな感じでいいよ!」
と、私がひいた袖の線を褒めてくれたのでした。
パターンを教わったことも褒められた事もなかったわたしにとって、この一言がどれだけ嬉しかったことか。。
今でもよく覚えていて、今考えてみるとあれが最初の自信になったような気がします。
っていうか、なんで急にこんな話を書いているかというと、
ひょんなことから今日、その先生とFBで連絡がとれたのです。
かれこれ20年ぶり?
ぎゃーー。
話を聞くと、昨日の卒業展にも来ていたようでまさかのニアミス!!
会いたかった!涙
久しぶりにメールで話したら、急に昔のことを思い出した、とまぁそういう訳で
興味のない大半の読者の方々には申し訳ないけど、ワタシにとってはすごく嬉しい日になりました。
それにしても感じるのは、20年経ってそれなりに仕事の経験やスキルが身についても、当時の先生を前にすると一気に学生の気持ちに戻るなぁ。
コメント
yuca先生
こんにちは!なんかこういうお話いいなぁと思って
コメントさせて頂きます。学生時代を思い出しました。
授業の合間にたまに先生がしてくれる脱線話(失礼!)が
とても好きでした。いつもは教科の内容を通しての
やり取りですが、ふとした時に遠い目をしながら
昔のエピソードや何かの感想、その時々に考えている
事等の話が始まると、いつも聞き入っていました。
先生が先生ではなくなるというか、いや人生の先輩だから先生なんだけれとも、一個人としての親近感が湧くんですよね。先生というと当時の真面目だった?私には常に尊敬に値するというか凄い人で、
そんな人が話してくれる個人的なお話は、そうかぁ、先生もそんな事を経験してきたんだ、その時そういう風に感じたのか〜、自分も同じように考えるかな?、なるほど〜、などというカジュアルな感想と共に、先生と呼ばれる人に少しだけ自分が近づけたような(ストーカーではありませんよ!)、親近感を抱かせてもらえるんですよね。
上手く言えませんが、自分にとってとても貴重でした。
人間ていいなというか。何言ってるんでしょうね。笑
でもそういう風に感じる生徒も多少なりともいると思うので、授業中にこのお話されたのか分かりませんが、
脱線話いいと思います!という感想でした。
乱文失礼致しましたー(^^;)
でこぽんさま
コメントありがとうございます!
確かにそうですね。考えてみると学生時代、先生の雑談ばかり記憶にあります。
コテンパンに叱られた事もよく覚えていますが。。笑
今は反対に卒業生から、私の授業で印象的だった思い出を聞く機会もあり、結構ヒヤヒヤしますね〜。
無責任な事は言わないように心がけていますが、「そんな事言ったっけ。。」ということもあり。
でも、私の何気ない言葉を今でも覚えていてもらえるということは、とても幸せですね。
若い力が飛躍するのは見ていてとても嬉しいです。
脈絡ないお返事ですみません。笑