えーーとね、最初に言っておくけど
今日のメイキング講座はすっごくマニアックな内容になってんの。
なので、ソーイングに無関心な人はスルーしちゃって〜。
あと、読んでる途中で
「はぁ〜??この人何いってんの??」
って思った人は、途中で読むの辞めてよし!
それも許されてしまうほど、ちょーーマニアックな内容。
襟とかカフスとかベルト布みたいに、生地が2重でできてるパーツの縫い方ー。
前に、脇ポケットの縫い方アップした時、ポケット口の仕上げ方のコツとか書いてたんだけど、読んだ記憶ある?
忘れた人はコチラ。
襟やカフス作る時も、この作業するのよね。
「裏側になる方の縫い代だけを、あらかじめアイロンしてから表に返す」
って行程。
そうすると、縫い目が裏側に控えられて、きれいな見栄えになるの。
「身引き(みひき)」仕立てっていうらしい。
でもさ、襟作る時にこれやってて、「あれ?」って思ったことない?
表に返して仕上げた時、縫ってない側の生地が2ミリくらいずれてるの。
要するに、裏側に縫い目を少々控えて仕上げる分、生地がずれちゃうの。
これを未然に防ぐ方法。今日は書きますー。
例えばカフス。
表カフスと裏カフスを中表にして、回りをぐるっと縫います。
上面(画面で見えてる面)が、服になった時表カフスになる方。
よく見ると、生地が少したるんでるのわかる?
じつは、4隅は生地端合わせてるんだけど
それ以外はわざと生地を2ミリくらいずらして縫ってあるの。
なので、下(縫ってない所)はこんなにずれてる。
あとは、同じように裏カフスの縫い代だけ(生地をずらしてない方)折ってアイロン。
で、表に返して整えアイロン。
このように、縫い目を裏カフス側に控えて仕上げます。
できたところ
さっきずれてた所も、ほらこの通り。
襟もね、同様に2ミリ位ずらして縫ってアイロン
で、表に返すと、ほらこの通り〜。
ぴったんこ。
メンズシャツとかは、縫い目控えず毛抜き合わせで仕上げたりするから、
その場合はこの作業は不要なんだけど。
本とかでもあまり見かけない技術だけど、カフスはともかく
襟は「表えり」と「裏衿」それぞれパターンひくのよね。ほんとは。
生地端きちんと合わせて縫っても綺麗に仕上がるように、裏衿より表えりの外回りを2ミリ程(生地の厚さによる)大きくかいておくの。
ただ、そうするとパターン枚数増えるし、裁断するの手間だし、量産になったら分けわかんなくなるから、
パターンは同じにしておいて、縫う人が、こういったちょっとしたコツで綺麗に仕上げている、というワケ。
って、偉そうに書いてるけど実はこの縫い方、おりえ氏におしえてもらったんだ〜〜。えへ。
2人で作業してる時って、オリエ氏ミシン、ワタシアイロンで流れ作業、って事が多いんだけど、襟とかカフスとかアイロンしてた時
すんごい自然に表に返るし、縫い目が勝手に控えられるから不思議で聞いてみたの。
「おりえちゃん、何か魔法使ってるでしょ。。。」って。
そしたら、このコツ教えてくれた〜。
勝手にアップしちゃって、もしオリエオリジナルの秘技だったらどうしよう??怒っちゃうかな〜。。って思ったけど
オリエちゃんレベルにもなれば、1つくらい技術公開しても平気だろ〜、って思って勝手にアップしちゃった。ごめーーん。
まぁ、ここまで読みきれた人もそんなにいないだろう。。
って事で、終了〜。
コメント
大丈夫っす。
縫製師はこの技術、通常ですので。
笑
通常〜~!!
ひえー。かっこいい。
縫製師のホントの技は、やはり「手加減」というか手の感覚なのかしら。。
こればかりは絶対真似出来ない〜。笑
大変勉強になりました。よく、二ミリ控える、という情報はしっていましたが、角はあわせて、それ以外を控えるのですね!
跳ねえりにならない方法、の記事もございますか?
こどものシャツしかぬったことがないのですが、跳ねてる気がしています。ものが小さいので、あまり気にしてませんでしたが自分のシャツも縫いたいなとおもい伺いました。
久しぶりに少し縫い物したところ、どうしてもカフスがうまく仕上がらず、yuca先生のブログに記事があった気がする…!とたどりつきました…!
どの記事もわかりやすく、本やテキストでわからないことがピンポイントで、かつ丁寧に解説いただいていて、たくさん参考にさせていただいています!
いつもありがとうございます!
匿名さま
こんにちは!コメントありがとうございます❣️
記事が参考になって良かったです。
その様に言って頂けるととても励みになります。
記事がかなり昔なので、袖に縫い付ける所まで説明していないですね。
襟付けやカフス付けは裏側を外しがちなので苦労する人もいると思います。
アイロンがポイントなのですが、
近々記事にしますね。
これからも宜しくお願い致します!