それじゃあ、つぎ。 ファスナー付けなんだけど。。
本来は、以前アップした
「ファスナーの付け方」
を御覧ください。
これが一般的。
ただね、時と場合による、とか、生地による、とか、
様々な事情で色々な縫い方をするのよね。使い分けるっていうか。
ポケットの縫い方だって何だって、1通りしかないってワケじゃないのよ。
厚手の場合はこう、とか。
フォーマルに仕上げたいからこう、とかね。
これから書くファスナー付けもそうだけど、そもそも今回教えたかった「ベルト布の付け方」だって、やり方は色々あるの。
ワタシが教えてる「スタイリスト科」クラスでは、
「古典的な、基本に忠実な、一般的によく見られる方法」
ではなくて、
「いかに簡単で、いかに早く、んでもって様々な場面で使えるやり方か」をモットーに教えてるの。
だから、もし、ここ最近のブログをスタ科の子たちが読んでたら
「なんか授業のとちょっとちがう?」って思ってるかもね。
まぁ、また前置きが長くなっちゃったけど、
今日教えるファスナー付けは、一番簡単。昨日のトワルもこの方法で縫った。
スタ科の授業でも教えてたやつ。
まず、ファスナー止まりまで粗ミシン→割りアイロンまでは一緒。
その後、縫い目線とファスナーの務歯の位置を合わせてピン打ちします。
縫う時のことを考えてピンを打てると、気が効いてるぅ〜〜。
そしたらね、片押さえ様登場。 なんだけど、この子たち双子ちゃんなの。
右押さえ、左押さえ。 2つ揃えとくと重宝するよ☆
今回は左側押さえる方を使用。
ステッチ定規も一緒にセットし、7ミリくらいの所に合わせます。
最初はスライダーの厚みが邪魔なので、粗ミシンをほんのりほどき、少しスライダーを下げてよけておきます。
んでもって、こう、縫い始め、、
少し縫ったら、一旦ストップ。 針刺さった状態で押さえ金だけ上げてスライダー戻します。
よいしょっ。
ファスナー止まりまで来たら、、
一旦ミシンストップ!
針を刺したまま、押さえ金を上げて方向転換!!
んでもって、止まり部分を縫ったら再び方向転換!
あとは帰り道。 楽勝楽勝〜〜。
スライダーが再び現れたら、最初と同じように上げ下げして上手くよけながら、上手く縫ってね。
できたわよ。
っとまぁ、この方法が一番簡単かと。。
だた、メリット・デメリットもやっぱあるんだな。
この方法、簡単なのと引き換えに、カジュアルっぽくなるの、雰囲気が。
だって、ステッチがっつり入っちゃってるもん。
こんなのが、フォーマルスーツとかの仕様だったら、ちょっとひくでしょ?
ワタシだったら、うーーん。 しばし無言になるかも。
デニムとかさ、何かカジュアルに仕上げたいんだったらこれでOK。
フォーマルなら、コンシールファスナーとか。
一般的なスーツとかだったら、片返しファスナー(こないだ説明したやつ)でもいいかもね。
とまぁ、時と場合と生地によって、上手く仕様を使い分けられたら素敵。ちょっと大人よ。
で、粗ミシンほどいたら、ファスナー付け終了。
後身頃と前身頃を中表に合わせて、脇を縫います
縫ったら、縫い代割ってアイロン
身頃完成
後ろ
ここからが本題!!「ベルト布付け」
ちょっと丁寧に説明したいので、次回へつづくーー。