えーとねー。
久しぶりにソーイング記事です。
ベンツの縫い方。
ベンツあきっていってもさ、色んな仕様や手順があって
やりやすさとか人によっても違うし、何よりどういうパターンなのか、にもよるのです。
今回は以前出版したスカート本を元にしているので、本をご購入頂いた方で更なる補足という感じで役立てて頂けたら。(p42~)
もちろん、本が手元にない方でも参考にして頂けると嬉しいです。
(ちなみに、裾芯やファスナー縫い、ロックミシンは省略してます。)
では始めます〜〜。
まず表地。
ベンツ部分をアイロンしておきます。
裾折ってからベンツ。横折ってから縦。お間違いなく。
裏地。早まって裾折りアイロンしちゃってるけど気にしないで。
見えにくいけど、ベンツ角の印は付けておいてね。
表スカートの後ろ中心縫います。
角は小丸で縫い、割りアイロンして途中から片倒しでフェイドアウトしてください。
表から見たとこ。
めくったとこ
では裏地縫います。
しつこいけど印は付けておいてね。
ここの縫い方が分からなかった方がいて、質問メールも頂いたので
ちょっと画像多めで詳しく行きますね。
このように中表に重ねて
キセかけながら印まで縫います。
印まで来たら、一旦ミシンを止めて、
左後ろの角だけに切り込み入れます。
生地の向きを一旦戻したら、全部一緒に回転
今度は切り込みをひらくようにして、左後ろ(上のパーツ)だけを回転
生地を回転させて印を合わせ、
縫います
縫ったとこ
ここまでの流れ。
①キセを入れながら縫う
②針を刺したまま一旦止めて、切り込みを入れる
③切り込みを開いて生地を回転させ、印まで縫う
分かるかなー。
こんな風になってます。
裏からみたところ
表から見たところ
アイロンして整えます。
後ろ中心はキセ入れてアイロン。
分かったかな。
では進みます。
表スカートの裏側に、
裏スカートを出来上がりの状態に重ねます。
右のベンツを縫います。
このように縫うところを抑えながら、
裏地をめくり、
そのまま生地を合わせるといいよ。
表スカートに入れてある(はず。。)合印のノッチに合わせて留めます。
上は縫い止まり同士を合わせてね。
裾側から縫うと縫いやすいです。
縫ったところ
このままだと綺麗に返らないから、角に切り込み入れます。
そしたらきっと綺麗に返るから。
こんなかんじ。
次に裾を中縫いします。
ココ↓
一旦開いて、
中表になるように折ります。
ここポイントね。
本の方が詳しく載ってるかも。
少し生地をずらして、
ずらした折り目にそって縫います。
縫ったら余分な縫い代カット。
で、表に返します。
そうすっとほら。こんな風に少し縫い目控えられて仕上がるから。
右側できたとこ
右が出来たので、つぎ。左。
さっきと同様に、一旦出来上がりの状態に生地を整えて、
縫うところを持ちながら生地をめくり、
ここ縫います↓
そしたらねー、裾仕上げます。
裾部分を、
中表に折って
縫います。
この時、一時的に折り目を逆に折ることになるから、うまく折れないかも。
そんな時は、画像のように目打ちを使ってキッチリ折ってね。
表に返します。
左右の裏地の裾が揃っていればOKです。
表から見たところ
左後ろスカート(下になってる方)の裾が右後ろスカート(上になってる方)よりも出てなければ(丈が長くなっていなければ)大丈夫。
仕上げです。
このベンツは「即裏」仕様といって、ここの部分、裏地が吹き出しやすいのです。
※即裏仕様とは、見返しがなく即裏地が付いている仕様のこと。「吹き出す」とは
表側に裏地が出てきちゃうこと。
なので、吹き出し防止にコバステッチします。
裏側。コバステッチ入れることで裏地が固定されるよ。
ハイハイ。さいご。
上の部分を中綴じします。
右スカートの裾から手を入れて、ベンツ上の縫い代掴みます。
つかんだまま表地をめくって、
そのままおさえてミシンで縫う。
はい、完成。
裏地側
表側
めくったところ。
ポイントはーー。
あんまりないんだけど、強いて言うとベンツ角の印付けと、冒頭のアイロンを正確にすることかな。
今回は質問を頂いたのでちょっと詳しく画像多めになったけど、画像の量ほど難しくないので是非お試しくださいませー。
コメント
yuca先生こんばんは!
凄い写真の量!
とっても解りやすい説明と写真です!
素晴らしい♪
久々のyuca先生節 えーとねー とか(笑)
にもほっこり&にんまりしちゃいました。
この労力・・・お疲れ様でした♪
Ryokoさま
わーー❣️Ryokoさーん! コメントありがとうございます!
本の説明だけだと分かりにくい所もあるようで、追記しました。
本だと、ベンツの手順にこの画像量は無理ですから?
ちょっと急いで書いたので、「節」が弱めですけど。。笑
分かりやすいとのお言葉、とっても嬉しいです!