今日は、ひょんなことから「石川義和 日本画作品展」開催を知り、「練馬区美術館」へ行ってきました。
最初、電車で行こうと思っていたのですが、路線図を見ると何だか遠回り。。
思い切って車で行きました。
1人でぶらっとドライブするのは大好きです。笑
環七沿いにずーーーーっと行けば、多分着くはず。(←雑)
ワタシの愛車にカーナビなんてものはなく、もっぱらアナログな私はこれがナビ代わり。。↓
愛読書的存在であります。 地図大好き。
いまいち距離感が分かりませんが、杉並区高円寺、中野区野方を越えて、練馬へ入るようです。
13時に出発、なんと40分で着きました。
電車だと、西武池袋線の中村橋駅です。歩いて5分くらいで美術館に着きます。
久しぶりの美術館でちょっとドキドキ。
あ、ありました。これです。
中に入ると、小さな作品から大きな物までおおよそ20〜30点展示されています。
なかでも取り分け目を引くのがこの大作。
大きな桜の絵です。
実は失礼ながら、今日まで石川先生の事は存じ上げなかったのですが。。
偶然にも今回の作品展を知り、伺った旨を伝えると、
初対面の私にも、とっても優しくお話してくださいました。
中でも一番の大作の桜の前で、一緒に写真も撮って下さいました☆
花びらの一枚一枚丁寧に描かれたこの作品。
絵の大きさ、その細かさにももちろん心を奪われたのですが。。
何て表現したらいいんでしょうか。。。
見ていると、じわじわと色々なものが伝わってくるんです。
そして心を鷲掴みにされて、揺さぶられるような
不思議な、今までに感じたことのないような気持ちになりました。
悲しいとも違う。嬉しいのとも寂しいのとも違う。
自分がどういう感情なのか分からない。でも涙が出てくるんです。
今まで色々な展覧会へ行ったことはありますが、絵を見ながら涙が出てきたなんて初めての事でした。
絵の専門知識なんて、無いに等しい私がこんな事を言ってもあまり説得力もないのですが、その色彩も本当に美しかったです。
光が当たって明るく輝く部分と、暗く影になる部分とがありますが、本来、影になって暗く表現する所の方が、何とも幻想的な色彩で描かれていて、見ているとぎゅうーーっと吸い込まれるようでした。
闇があるべき場所に光がある。霊(たましい)を感じる、とは、こう言うことなんでしょうか。。
残念ながら、私には上手に表現してお伝えすることができません。。涙
そして、一番好きだったのが、この絵。
本当は3枚で構成されている絵なのですが、中央だけ撮らせて頂きました。
蓮の花の絵で「転生浄土」というタイトルです。
輪廻転生とか、前世、来世を信じている(というか、そうであってほしい。)私にとって、最も神秘的で心惹かれる絵でした。
手前に描かれている蓮の葉の蒼が印象的です。
写真とも違う。実物を目の当たりにするのとも違う。。
絵が持つ魅力って、きっとこう言うことなんだなぁ。。っと、素人ながらに感じた1日でした。
長くなりましたが。。笑
この作品展は明後日(5月8日)まで開催されているようなので、お時間ある方は是非実物をご覧になって下さい。